第65回西日本洋菓子コンテストから


©︎2024 West Japan Pâtisserie Championship
2025年6月18,19日に今年も「大阪ガス ハグミュージアム」で開催された
【第65回西日本洋菓子コンテスト】
今年もL’AVENUEスタッフも仕事後の時間を費やし
4名のスタッフがチャレンジしました。


©︎2024 West Japan Pâtisserie Championship

ピエス・アーティスティック(ショコラ)
北爪 健琉 きたづめ たける
「鳩時計」
テーマは自由 但し、自主テーマを付け名刺サイズの紙に明記して持参

・材料は全てチョコレートで製作すること。
・サイズは幅30cm以内(正面)×奥行30cm以内×高さ50cm以内
(空間に作品が突出さないこと)


前、前々年はマジパンに挑んだ北爪くんが今年選んだのは

チョコレートのピエス。

L’AVENUEに居るならチャレンジしてほしい部門。

原材料の価格高騰の影響で年々作品数が減少傾向の部門でもありますが

先輩の使ったチョコレートもいっぱいあるL’AVENUE。

引き続き技術を身に着けて継承していってほしいので

今こそ企業としても参加を後押ししていきたいチョコレートの世界。

初参加で苦戦しつつ、よく頑張っていました!
ショコラのパーツどり、立体モチーフの組み立てとエアブラシ。
先輩に支えられながらのモンタージュ。初めて尽くしのコンテスト。

なんだかいつも、ちょっとかわいい系を作る北爪君。

今回の鳩さんたちも機械仕掛けなのに丸みのあるフォルムで可愛い鳩たちなのでした。

初のチョコレートのピエスで3位 優秀賞受賞おめでとう!!

彼から届いた仕上がり時の画像は努力チョコにまみれた茶紙の上に。

さて、昨年の悔しさをバネに今年も同部門にリトライした渋井さん。

バタークリームデコ
渋井 朝妃 しぶい あさひ
「 Printemps 」
テーマ「自由」但し自主テーマ付ける
・台はスポンジケーキ、フルーツケーキ、バターケーキのいずれか
・サイズ:全体の高さは10cm、直径23cm以内 絞りデコレーション部分の高さは3cm以内
※サイズオーバーは審査対象外
・基本となる台にバタークリームで被覆し、その台にバタークリームの絞りでデコレーション
(ガナッシュのパイピングは可)
文字はプレートに描かないで直接台に描くこと。
・ガムペースト、マジパンは一切使用してはならない。
・作品は全て食べられる素材で作ること。
・使用油脂の50%はバターを使用する


前回徹夜の上、ギリギリになって持ち込みまでに損傷というくやしさを

今回は到着後に最後の仕上げ。に切り替えて綺麗に搬入できました◎

今回、バタークリームの絞りデコレーションの高さ規定の改正で

かなり表現の自由度が上がったこともあった為か
昨年より参加者がかなり増え、そして全体的技術レベルや表現もぐっと多様化。

持前の根気良さで丁寧に最後まで作り上げましたが

上には上がいるもので、入賞は果たせず。
「入賞できなかった」と報告に来た時の悔しそうな表情が心に残りました。

気持ちを切り替えて次に進めますように。

ここからは今年初参加のL’AVENUE 3年生のふたり。

手始めにやりたいマジパンデコ。

マジパンブーム?で参加者多数の大激戦部門。

マジパンデコ(プロ)
片山 昴生 かたやま こうせい
「ブレーメンの音楽隊」
テーマは自由 但し自主テーマを付ける。
・台はスポンジケーキ・フルーツケーキ・バターケーキのいずれか高さは自由。
・マジパンで被覆し、飾りはマジパン仕上げ、必ずパイピングを入れる。
・マジパンに粉糖や酒で固さを調整する以外のものを混入してはならない。(色素による着色は可)
・作品の高さは20cm、直径23cm以内 直径24cm×24cmの人形ケースに入れる。カルトンの使用は自由。サイズオーバーの場合は審査対象外とする。
・マジパン以外のものは使用不可。
・マジパンの数、サイズは自由。
・目の表現に使用するバタークリーム、チョコレートの使用は可。それ以外の材料の使用は不可。


職場での実務自体がまだまだまだまだ・・・・(一生言える)な3年生。

が、挑むコンテスト。きっとそれがやりたくて入社したんだろうな。と感じています。

自分の作品をいじってる時が一番楽しそうに映りました。

先輩の足をひっぱりながら、何度も寝坊しながら挑むコンテスト。

なんとか徹夜で完成させましたが

そう簡単にマジパンで入賞はできないことは

きっと参加して身に染みて判ったと思います。
それでも最初から立体的な表現ができたので、頑張っていました。

「仕事で返します!」と言った片山君。

ぜひ、そうしてください!!


3年生の相方。加用さんも手始めはマジパン。

マジパンデコ(プロ)
加用 栞菜 かよう かんな
「WELCOME HORSE PARK」
テーマは自由 但し自主テーマを付ける。
・台はスポンジケーキ・フルーツケーキ・バターケーキのいずれか高さは自由。
・マジパンで被覆し、飾りはマジパン仕上げ、必ずパイピングを入れる。
・マジパンに粉糖や酒で固さを調整する以外のものを混入してはならない。(色素による着色は可)
・作品の高さは20cm、直径23cm以内 直径24cm×24cmの人形ケースに入れる。カルトンの使用は自由。サイズオーバーの場合は審査対象外とする。
・マジパン以外のものは使用不可。
・マジパンの数、サイズは自由。
・目の表現に使用するバタークリーム、チョコレートの使用は可。それ以外の材料の使用は不可。


初参加のコンテスト。

最後まで、「なんとかできそうだけど・・・」と

不安な面持ちだった加用さん。

やっぱり徹夜で完成。

何とか搬入に間に合いましたが

会場で作品が壊れてしまったのは無念。

良い状態で撮れた画像がほぼ無く部分的に撮影しています。


きっと異次元の大作をたくさん目の当たりにし、

立体的要素やパーツの数。作品の表現力、技術力。

全部が学びに繋がったのでは?と思います。(妄想)

経験は宝物★
いっぱいチャレンジし、失敗しても
また立ち上がりチャレンジするのがコンテスト。
技術は努力するものにだけについてくるご褒美。
この結果を受け止めて次に繋げていきましょう!

西日本洋菓子コンテストの記録はこちらのサイトからご覧いただけます◎
https://wj-sweetscontest.com/
インスタグラムの方は「第65回 西日本洋菓子コンテスト」で検索!
You Tube動画配信も多数!!
次の参加を目指す方は、審査員の着目ポイントも要チェック!

今回も大会開催に向けてご尽力くださいました皆様、本当にありがとうございました。

©︎2024 West Japan Pâtisserie Championship
L’AVENUEシェフは今回も審査全般の統括。お疲れ様でした。

厨房内では早速、
秋のジャパンケーキショーに向けての動きがスタートしました。
何年も決してまともに作品を見せてくれない子もいるので、
今年は何を作ったか見られるでしょうか??

閑散期は菓子職人の自己研鑽シーズン。
昔みたいに無限に働くことが出来なくなった近年。
同じ年数で同じ技術レベルになれないのは当たり前。
自分は自分で磨きましょう☆
頑張ろう!日本のパティシエ・パティシエール!!

HIRAI


©︎2024 West Japan Pâtisserie Championship